今日は喪服です。ちょっぴり色っぽさを感じるのは、私だけではないはず。。
全てに「慎み深く」、「控えめに」。
喪服
・ミス・ミセスに関係なく、礼装
・染め抜き日向5つ紋
・喪服は、袷と薄物でOK。単は不要。薄物を6~9月まで使う
・帯は黒共帯(くろともおび)→黒喪帯
・名古屋帯
・袋帯もあることはある、昔は名古屋帯が存在していなかったから
けれど、今は袋は2重太鼓など「重なる」と良いとされる時に使うので、名古屋で
・白いステッチは、「ぐし」びつけ(飾りしつけ)と言って、模様の1つなので取ってはいけない
・とってしまうと、今、手縫いであのステッチができる職人さんが少ないので大変高くつく
・ちなみに、「ぐし」は、【揚げ、裾、掛衿横、掛衿まわり、立褄、袖口】 につく
・襦袢は「白」、礼装用
・生成りはあまり良くない、正絹の白が時間が経って生成りになったならまだ良いけれど
・冠婚葬祭用の白だけれど、間違っても、鶴亀や吉祥模様の襦袢を着ないように!
・帯揚げ/帯〆(平組又は丸ぐけ)も黒
・ただし、場所(地域)によっては帯揚げ/帯〆を白にするところもあるらしい
・草履とバッグも、つや消しの黒
・喪扇(黒骨で一面黒)を
・白い喪帯も存在する
・黒に漢字の「夢」や「忍」と書かれたものがあるが、これは喪帯。お洒落帯ではないので、気をつける
・白帯の「夢」や「忍」も同様
地域性
・ちなみに、全国的に黒い喪服になったのは戦後のこと
・明治以降、仏教の影響で黒の喪服を着ることになったが、以前は神道だったので「白」が喪服だった!
・その名残で、場所によっては黒を着ない地域もあるので、嫁ぐ先によっては/訪問する先によっては白喪服を用意すること
お通夜と告別式
・昔はお通夜は突然のことなので、喪服を着ていかない方が良いとされていた(あたかも準備していたように思われる)
・それこそ、会社帰りに突然寄る、といった状況だったため、男性なら通常着ているスーツに黒いネクタイに替えて腕に喪章を付ける、形で対応。それこそ、女性はピンク色のセーターに喪章で対応、ということも普通にあった
・その原型とも言える、色喪服。寒色系/地味な色目の色無地や江戸小紋に、喪帯を締めて行っていた
・もしくは、普段着ている着物に黒紋付羽織を羽織って、略礼装として通用する
・ところが、今はお通夜も前もって告知されるため、喪服を着ていく人が多くなった
・最近は洋服の喪服が多いので、とにかく着物の喪服は目立つ
・なので、場を十分にわきまえて着ること
・喪主なら良いけれど、例えば会社の男性上司とかだった場合、先方の奥様と顔見知りでないならば誤解されて代々言い伝えられてしまうことも大いにあり得るので、気をつけて(愛人宣言?)
・着れるようになったから着れば良い、ってもんじゃない
法事
・3回忌くらいまでは、黒喪服でも問題ないと思う
・けれど、7回忌くらいからは、少しずつ黒の割合を減らしていく→帯をグレーにしたり、着物を寒色にしたり
・そもそも黒は喪に伏している状態なので、少しずつ日常に戻すことが正解
・それこそ23回忌くらいなら、普段着でOK
めったに着ないという点
・そうめったに着るものではないので、着たら、必ずしっかり洗濯に出してから仕舞うこと
・めったに出さないため、汗ジミからカビが生えることもある。そうなったら2度と着れない
・なので、薄物は、洗える着物でも十分ではないかと思う。しっかり紋も入れてくれるし、問題ないよ
・草履については、どんなに高価な草履でも、上段と下段を「のり」で止めてあるものなので、20年以上経っていると剥がれることが多々ある
・よくお通夜でコケている人が居る
・なので、草履だけは時間があまりに経っているなら、買い換えた方が安心
着装の注意点
・衣紋は抜きすぎない→襦袢の上の穴を通す高さで十分
・半衿の出し具合も控えめ、1cm程度
・衿合わせはきちんと
・紋がずれないように十分注意、背中心(背縫い)【ポイント】
・抱き紋が左右の高さ同じかどうかチェック→身体の歪みもしっかりバレる、必要な場合は補正で
・太鼓は小ぶりに。帯枕の高さも控えめに低く。
・帯締めの房は下向き【ポイント】
・芸能人がお葬式に喪服を着ていて、思いっきり衣紋を抜いて、半衿を出して、頭もモリモリの人がいるけれど、それは華やかなお仕事だからであって。一般の人はあくまでも慎み深く
・ピンク色の帯板が結構見えてみっともないので、余裕があるなら黒い帯板を用意
・帯枕、きものベルト、伊達〆も。
・腰ひもも入れて、1セット、ケースの中に用意して置くと良いと思う。「そのケースごと持ってきて!」と言える。その際、腰紐や伊達〆などを入れ忘れていないように。あっちこっちバラバラにしておくと、着物と帯だけでは、着れません。なので、1セット、喪服用に別で用意しておいた方が良いかもしれない。
余談
・311大震災の慰霊祭で、美智子皇后が黒喪服を来て居たことは話題になった
・皇室の第一礼装は洋服だから
しかし、着物というのは身体の歪みまではっきり分かってしまうのだから、不思議なもんだ。


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